11.1.23 バックカントリーセーフティキャンプ・開催レポート
バックカントリースキー・スノーボードツアーで必要とされる知識を実際にフィールドで体験しながら習得して頂く講習会を湯沢町のかぐらスキー場から神楽峰周辺で開催した模様です。
今回も講師に『TRIFORCE』のガイド・永井拓三さんを招いての開催でした。
まずはツアーにでかける前の注意点を説明。基本的なビーコンが正常に作動しているかどうか、歩行中に注意することなどが説明されました。
ここ数日降り続いた雪のため、辺りは膝から腰近くまで沈んでしまう状況の中を登っていきました。
今回ご参加頂いたガールズ・スノーボーダーの3名。こんな状況の中でも気合は充分でしたよ。
木にできた『えびのしっぽ』を見ることで、どの方向から風が吹き、どの方向に雪が吹きだまるかが確認できるとのこと。ただ登るだけでなく、まわりの状況を見ることから得られる情報がとてもあるそうです。
これから滑る斜面にピットを掘り、雪の断面をチェック。この日の雪の状況は比較的安定していて、雪崩の心配は少なかったとのこと。
けっしていじめているわけではありません。実際に雪に埋まったときを体験してもらっているところです。
プローブを刺してみて、人体とそれ以外の物とで当たりの感触の違いを確認。その違いは明らかだそうです。
最後は気持ちよくパウダーラン。皆さん待ってましたとばかり、気持ちよく白い粉にまみれていました。

今回の講習では、バックカントリーでの基礎的なことを確認しながら、雪崩などの事故に遭わないようにする術を学んで頂くことができました。参加者はバックカントリー未経験の方から経験者でもシーズン始めの再確認をという方までいらっしゃいました。
今回学んで頂いたことを活かしながら、色々な危険が潜むバックカントリースキー・スノーボードを安全に楽しんでもらえたらと思います。
ひとりでは心配という方は、永井さんのようなガイドに同行して楽しむのもおすすめです。

●永井さんが代表を務めるマウンテンガイドサービス『TRIFORCE』のホームページは下記のアドレスにて
http://www.triforce.ne.jp/

by佐藤