バックカントリー講習会(実践編)レポート
12月18日(日)オープン前の須原スキー場をフィールドに使わせていただいてバックカントリー講習会(実践編)を開催しました。講師は魚沼地区の山をバックカントリーガイドをしている『SMOP代表 中川さん』を講師に向かえてのイベントでした。当日は強い寒波が直撃するという予報でしたが、風が弱かったせいか雪が降っているだけで最悪な悪天候にはならずバックカントリー講習会にはベストな条件でした。
今回の講習会に集まった方は総勢11名スタッフ含め14人となりました。まず全員の自己紹介を行い、早速フィールドにでる前の確認事項から講習が始まりました。
軽くゲレンデをハイクし、広いところでビーコンの使い方の講習です。デジタル、アナログビーコンの違いや特性についても教わりました。
実際、発信機を埋めて捜索体験です。
山頂方面を目指し、ラッセル体験です。この日はここ数日間降り続いた降雪でパウダーラッセルです。スノーボーダーのスノーシューラッセルチームとスキーヤーチームに別れて登りました。
今度は中腹地点で、雪の安定度をみるハンドテストの講習です。
昼食の時、実際フィールドであった経験談やこんな道具が実際役に立つなどの話を講師の中川さんが語っていました。また質問等も受けていました。
ゲレンデ山頂からの滑走です。もちろん、ただ滑るのではなく雪崩が起こる危険性がある場合にどんなところに逃げ込むかなども頭に入れての滑りです。
至福のパウダーラン!あるところで膝上パウダーでした。
どんな場面でゾンデが必要かなど含め使い方の講習です。
実際、埋没もして雪崩に巻き込まれたときに雪に埋まるとどんな感じになるかの体験です。また埋没者が声が聞こえるか?叫んだときに捜索者が声を聞き取れるかなど体験しました。
そしてゾンデで刺し、埋没者を刺して人間の感触を体感します。
今回の講習会は悪天候だったため、この様な悪天候の場面でこそ解る隠れた危険性なども想定でき、よりリアルな講習会だったと思います。今回をステップに危険を理解、危険を認識したことでより安全なバックカントリースキー・スノーボードを楽しむことができると思います。参加者のみなさんお疲れ様でした。(パーマーク西脇)