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インド その1 南インドでクライミング(ハンピ)
ムンバイから初のインド入国です。夜中の1時くらいに着いたせいか空港内は静かで少し不気味でした。空港で知り合った日本人の女の子とタクシーをシェアしてインド門まで向かいました。町に近づくにつれて、道端にはスラムが永遠と何キロにもわたって続いています。ショックと驚きで2人で言葉を失いました。
インド門に着きタージ・マハル・ホテル周辺の安宿を探して泊まりました。この日寝たのは4時です。
朝8時くらいに起きてチェックアウトしてインド門まで行ってみました。夜中は不気味でしたが朝となると人だらけで活気に満ちてます。次はお互いどうするの?って話になり、特に行き先は決めてなかったのでタクシーをシェアした日本人の女の子(kayo)の目的地だったプーナに行くことにしました。バスに揺られること6時間でプーナに着きました。
この町は何があるわけでもないのですが、「OSHO(オショー)」のアシュラム(道場)がありそこで1週間ほど修行 !?しました。実際は自分をリラックスさせるためのプログラムが毎日色々なかたちであり、自分の好きなコースに参加し楽しむという形です。主に欧米人が多く色々な国の人とコミニュケーションが取れて楽しかったです。そこのアシュラムの敷地は広く、敷地内はインドでありながらインドでない空間でした。
次に移動した町はゴアでした。kayoも行ってみたいと言っていたので一緒に行くことにしました。プーナでスリーパーバス(寝台バス)で約15時間くらいだったと思います。中距離の移動はスリーパーバスが快適です。夕方か夜に出発して朝か昼に到着する感じです。ゴアのバスターミナルからはローカルバスとタクシーを使ってアンジュナビーチに移動しました。
ゴアにはアラビア海に沈む夕日が見たいので訪れました。確かに夕日はきれいです。しかし日本海に沈む新潟の夕日も負けていないとも思いました。
ここは昔からピッピーが多く住んでいると聞いていましたが、今はあまりそんな雰囲気は感じませんでした。地元のインド人から聞いた話ですが、アメリカのテロ事件後から観光客も半分以下にへっていて人はガラガラだと言っていました。
このビーチでの滞在中は、散歩しているかボルダリングしてるかビール飲んでいるかでした。フリーマーケットも行きましたが暑くて休憩するたびにビール飲んでいた記憶があります。(基本的にいつも飲んでます)
このゴアではタオ島につづく最悪の事態が起こりました。右足のスリ傷が化膿して頭痛がして熱もでました。初めはかすり傷だったのでタイガーバームでも塗っておけば大丈夫だと思っていたのですがあまかったです。結局病院をさがして見てもらいました。診断結果は破傷風にかかる危険があるから予防注射を打ったほうが良いとのことでした。
2〜3日通院して良くなってきたので、そろそろ今回の旅の一番の目的地ハンピに移動することに決めました。
ここアンジュナビーチでハンピ行きのバスチケットを買いパナジのバスステーションに行きました。ここでkayoともお別れでお互いの無事を祈ってさよならしました。
バスステーションは人とバスでぐちゃぐちゃでどこで乗るか全然解りません。なんとか人に尋ねて乗り場を聞いたら川の近くと教えられ行ってみました。
待っていても全然バスが来ません。まぁインドだから1時間くらい遅れてもしょーがないなーと思って待っていても来ません。おかしいなと思ってそのバスの会社のオフィスに行って聞いたら、今日はバスが壊れたから出ないと言いました。聞いた瞬間にぼーぜん!頭にきましたが、怒るきもおきません。まぁ怒ってもどうにもならないのもわかるし。
こんなやり取りをしている内に真っ暗。オフィスの人に近くの安宿を聞いて今晩はパナジで泊まることにしました。教えてもらった安宿もなんとか見つけチェックイン(200B)。ゴタゴタしててやっと落ち着いたらめちゃくちゃ腹が減っていたのでレストラン探しです。ようやく見つけたレストランでチキンカリーを食べました。これがバカうまでおかわりしちゃいました。今日は疲れました。明日のバスも出発が夕方なので明日はのんびりミラマービーチでも行くことにしておやすみです。
暇だったんでパナジの町でも歩くことにしました。ついでにエアインディアにも行きました。帰国の空港をムンバイからデリーに変更しました。また帰国日も伸ばしました。
リキシャでミラマービーチに行きました。このビーチはあまり外国人が行かず地元インド人が集まるビーチと聞いてます。海では服を着たまま海につかるインド人がいます。砂浜でぼーっとしてたらインド人の男に声をかけられました。話をしてみるとカシミール(インド北部)から来たと言っていました。海を見るのが初めてらしく自分にカメラを渡して写真を撮ってくれと頼まれました。色々なポーズで何枚も撮らされました。
さすがに日中は暑いので木陰に移動して昼寝です。夕方まで寝てました。夕方になると夕日を拝みにインド人が集まってきます。みんなで夕日をバックにあちこちで記念撮影をしてます。みんな楽しそうでビックリ。
そろそろハンピ行きのバスが出るのでバス乗場まで行きました。今日も壊れたなんて言われたくないので、一応オフィスに確認しました。結局バスは来ましたが1時間遅れで出発です。もうすでに真っ暗なのでどこを走っているかも全然わかりません。
バスでは相席になったドイツ人と話をしてたのですがお互い眠くなり寝ました。朝6時くらいに休憩所(チャイ&トイレタイム)で起こされました。周りを見渡すと木がぽつんと立っているだけの農場?ここはどこじゃ?てな感じのところです。チャイでも飲んでぼーっとしてました。しばらく走ったら町が見えてきました。どうやらホスペットらしいです。ここを過ぎればもう直ぐハンピです。
ハンピに近づくにつれてサトウキビ畑がいっぱいです。しかし岩が見えないので本当にハンピでクライミングできるの?なんて不安な気持ちでいたら、徐々に花崗岩が現れてきました。岩が出てき始めたと思ったら突然景色が変わり感動です。あまりにも現実的でないハンピの世界にビビリました。岩の数は半端ではありません。たぶん一生かかっても登りきれないと一瞬でわかるくらいの岩の数です。
メインストリートの入口でバスが止まり降ろされました。目の前には寺院がそびえ立って印象的です。いっぱい集まってきた客引きの中から1泊100ルピーの宿に決めました。このゲストハウスは親父さん夫婦と息子夫婦の2世帯家族でやっているところで食堂も入口にありました。
コーヒーを頂いて一息つきながら色々話を親父さん達に聞きました。まずハンピはベジタリアン(卵はOK)、禁酒であることです。ガーン!酒好きの自分は大ショックです。クライミング後のビールは欠かせないものだったからです。酒に関しては、まじめに警察に見つかるとお縄になると言っていました。
一息ついたところで散歩に出かけました。ハンピ中心地はヴィルーパークシャ寺院を正面にメインストリートがあるだけのこじまりとした町です。
この町には小さいなりにも銀行、郵便局、警察、床屋さん、旅行代理店、インターネットカフェ等はちゃんとありました。ないのは酒屋ぐらいです。
しばらく町をふらふら歩いていると、クラッシュパッドを背負っている2人組の外国人を見かけました。これはラッキーと思い早速声をかけました。ドイツ人とイギリス人で2人はすでに3、4ヶ月滞在していてハンピに6ヶ月滞在する予定と言っていました。とりあえず6時に夕食を一緒に食べる約束をしました。
夕食まで時間があったのでヴィルーパークシャ寺院近くのボルダーエリアに行ってみました。丘を少し登るとオブジェのように並ぶ岩を見つけました。たぶんここがロクスノに出てたエリアだなとすぐにわかりました。しばらくエリアを散策しているとインド人の子供につかまり,質問攻めとボールペンちょうだい攻撃です。インドの子供はかわいいのですが、これだけは勘弁です。
約束の食堂に行ってみたら、もうすでにドイツ、イギリス人クライマーが待っていました。ご飯を食べながらあれこれ聞いて情報収集です。1番の情報は川向こうにある「モグリゲストハウス」に行くとトポがあるということでした。手書きで1つのノートに書き納められていると言っていました。色々話をしたのですが、情報らしい情報はこれだけです。
翌日、さあクライミングするぞ!と言いたいところですが、まだ足の怪我が完治しておらずのんびり町でも歩く日にしました。朝食はゲストハウスの食堂です。このゲストハウスは以前(6年前と言っていた)に日本人が看板を書いてくれたと言っていて日本語で「くりしゅな旅館」と看板に書かれています。
散歩ですが、ゲストハウスを紹介してくれたインド人がモンキーテンプルに行こうと言ってきたので行くことにしました。そのついでにクライミング情報のあると聞いていた「モグリゲストハウス」も寄ってみることにしました。川を丸い船で渡り自転車を借りました。
モグリゲストハウスでクライミングトポも見せてもらいましたがハッキリ言って大体のエリアはわかるのですが、課題がわかりにくかったのでトポをあてにすることはあきらめて適当に登って遊ぼうで決めました。課題なんてどうでもいいやです。登れれば楽しい!
次はモンキーテンプルに向かいました。途中休憩でラムネみたいなジュースも飲みました。モンキーテンプルは石山の頂上にあるのでひたすら階段を登らなければなりません。頂上には白い家があり、そこには住職?(サドゥみたいな人)が住んでいました。丁度お昼だったので昼飯をご馳走になりました。モンキーテンプルは名前の通り猿寺であちこち猿がいます。気をつけないといたずらしてきます。山頂は眺めがよく360度の展望ありです。
ハンピの生活は毎日がのんびりですごく居心地がいいです。人もきさくで親切です。よく通る路地ではいつも「ハローババ(こんにちは友達)と言って、ここに座れと毎日声をかけてきました。初めは何か買わせるつもり?と思っていたのであまり相手にしなかったのですが、まぁいいかと思い、話し始めたら面白くて毎日立ち寄るようになりました。食事の方もベジタリアンフードしかなかったのですが、これほどバラエティーがあり美味しいとは思いませんでした。
実はビールも隣町のホスペットまで買いに行き、インド人の友達と知り合いの家の屋上で隠れて飲むことができました。久しぶりのビールは最高です。あとハンピではビールは手に入らないと思っていたのですが、何気にあまり目立たない食堂に行くと店主がひそひそと「おまえビール好きか?」と聞いてきたりして「もちろん好きだ」と言うと奥から出してきてくれました。
インターネットカフェもありますが電力があまり安定して供給されてないみたいで、「今日は使えない」とかで3日間全然駄目だったりしたこともあります。町の停電も頻繁でした。なのでロウソクはいつも部屋に用意してました。
だいぶ足の怪我も治ってきたので軽くクライミングで遊びはじめました。しかし死ぬほど暑くはないのですがさすがに日中は登る気にもなれないのでほとんど夕方から登っていました。なので日中はお気に入りの展望ポイントで昼寝と読書です。
そんな暇な日中を使って一日遺跡めぐりもしました。自転車で楽々回れます。確かに遺跡は凄いのですが、自分はあまり興味がなかったみたいです。
夕方いつものように自分で課題を設定しながら登っていたらフランス人夫婦に声をかけられました。「登っている写真を撮っていい?」と聞かれ、「自分でいいなら、どうぞ」と。この時はあいさつぐらいで別れたのですが、次の日に同じ岩のところに行ったら二人もボルダリングしていて一緒に登りました。この二人強いです。
ある日友達のインド人に日の出をマタンガ山に見に行こうと誘われました。歩いて30分くらいで着く山でハンピの町を一望できるところです。朝早起きして約束してた場所で待っていました。ハンピの朝は以外に寒いです。チャイ屋も出ているので飲んで待っていることにしたのですが来ません。仕方なく一人で登ることにしました。山頂は360度の展望で眺めは最高でした。自分より先に何人かいました。よく見たら一緒に登っていたフランス人夫婦でした。日の出も凄くきれいでした。あたり一面の岩をオレンジ色に染めます。
こんなのんびりとした毎日で過ごしていたのですが、何故かいきなり朝起きたら吐気がして全部吐き出してしまいました。前日は全然なんともなかったから自分でもわかりません。とにかく具合が悪く起きれません。それでも何か食べねばと思い、オレンジとパイナップルを買って胃の中に入れました。しかしまた吐き出す始末。後で宿のおじさんに聞いたら「パイナップルは消化に良くないから」と。まぁ一日寝ていたら回復して体調も良くなってきたから良しとしましたが原因不明です。
町にもなれ、顔見知りも増えて楽しくなってきたのですが、クライミングに関しては初めは楽しかったのですが、だんだんモチベーションも下がってきてやらなくなりました。そこで、そろそろ移動しようと決めました。とにかく身軽になりたかったので、まず郵便局でクラッシュパッドと使わないものを送りました。インドでは白い布に包んで送るので面白いですよ。しかもマットが大きかったから特注で作ってもらいました。(もちろん有料)これで身軽になったのでカバン屋で小さな背中に担げるバックを買い、次の旅支度です。
次の町はインドヒマラヤが見える町を目指そう。まずはデリーまで行こう。一気に北に移動しよう。この勢いで友達になった旅行代理店のところで列車のチケットを手配。そして言われた通りの時間に友達から送ってもらい、ホスペットでハイダラバード行きを待っていました。
待っていても来ません。なんでと思い駅の人に聞いたら、もうその列車は4時間前に行ったと言うのです。「あいつ時間間違えたな!インドらしいや」頭にも来ましたがどうすることもできません。しかしガイドブックにチッケトが違っても乗務員に頼めば乗せてくれることもある。と書いてあった気がしたので次の便がきたら頼み込んでみました。ダメでした。仕方がないので、またハンピに戻ったのです。夜12時を回っていたのですが、なんとか宿を見つけて寝ました。次の日に起きて前のゲストハウスに顔を出したらみんなびっくりです。感動的な別れをしたのでみんなも自分も、この出来事を聞いてゲラゲラ笑っていました。
最後はドタバタでハンピを出ました。ハンピは最高にいいところです。ただクライミングで長くいるなら、仲間がいたほうがいいですね。(モチベーションが)あと下がほとんど岩盤だったり岩なのでしっかりとしたマットがなければ危ないですね。その辺の条件が揃っていれば楽しめると思います。
PS.ハンピのエスプレッソコーヒーはうまかった。
旅のルート
ムンバイ → プーナ → ゴア → ハンピ
インド その2 につづく
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