西脇の放浪日記

 

インドその3 ガンガーの町へ


 
2005.1.12〜1.23の11日間、インドへ行ってきた。
今回が2回目のインド。前回はハンピでクライミングした。楽しかったが色々あったので次はないと思っていた。しかし時間が立つとまたインドに行きたくなった。ハンピもまた行きたいが今回の日程では行けないので諦めた。今回はリシケシだ!
何故、リシケシなのか?一つはガンガー(ガンジス川)を感じるため、そしてもう一つはヨガの聖地リシケシの空気を感じたいための2つの目的があった。
 
ガンガー巡礼の聖地ハリドワール!
デリーから早速ハリドワールへ入った。ここはインド国内から巡礼のためにインド人が集まってくる聖地。バラナシも有名だがここは上流だからガンガーの水もきれい。
 
ハリドワールには2泊した。町や川沿いを歩き回りホームレスやサドゥと話し、ガンガーに対する信仰の深さに驚いた。ガンガーパワーをみんな信じている。
 
ちょうどフェスティバルが行なわれて巡礼者も多く賑わっていた。
ただ賑わっているだけでなく、ガンガーに願いをかける人々の生活が見られた。街を歩いていても楽しく活気があった。
 
もう慣れているが普通に牛が町を歩いている。
 
ハリドワールからローカルバスで約1時間でリシケシに着いた。駅周辺の雰囲気はあまりヨガやガンガーの聖地と感じられず少しがっくりしたが、ガンガーの川原に行ってみたらそんな不安も消え旅に出てきた実感がわいてきた。
ハリドワールのような雑音はなく、時間がゆっくりと流れている雰囲気をすぐに感じ取れた。
 
リシケシの町の中心地からリキシャで約10分位走ると、ヨガのアシュラムが建ち並ぶの橋のところに着いた。リシケシで有名なアシュラム「ニケタン」や「シュワナンダ」があった。ここは最低でも15日以上の滞在ができないと中々アシュラムでヨガの修行・体験はできないと聞いている。橋を渡ると車も走らないのんびりとしたエリアになる。
このエリアは川沿いに平行にあり、食堂や日用雑貨からヨガや瞑想にかかわる本やグッズ、更にインターネットカフェがある。ゲストハウスはちょっと離れた「RAJIDEEP」に決めた。
一泊150ルピーでホットシャワーもあり、オーナーもいい人だった。
 
毎日寄っていたチャイ屋さん。たぶんここが一番気持ちが落ちつくところだった。
朝食はお菓子みたいなパン1個とチャイ!ここで朝食は済ましていた。ゲストハウスから中心地に向かう道中にあるため、ついつい寄ってしまうところだった。
このおじさんは言葉は少ないが目を合わせるだけでチャイを出してくれていた。
この会話なしのコミニュケーションが好きだった。
 
ここはヨガの聖地!至る所に「YOGA・MEDITATION」ポスターが張られていた。ツーリストもヨガを体験するため長期間で来ている人が多く雰囲気も騒がしくなく、ゆったりとした空気がこのエリアには流れていた。
 
ここは自分がヨガ&ストレッチを体験した「THE WELCOME CENTER」
主に長期間でない、ちょっと体験してみたいというツーリストを相手にやっているところで、ヨガだけでなく他にもマッサージやレイキ、インド料理など色々なことを体験できるところだった。この時期はどちらかというとオフシーズンで自分が体験したときは一人しかいなかった。おかげでマンツーマンで指導をしてもらえた。先生はこのリシケシに10年ぐらい滞在しているオランダ人だった。自分はクライミングで肩に故障があったので肩を中心にした。ヨガ&ストレッチの講習となった。
 
インドの定番タリー。食堂によってうまいまずいはあるが、安くて(20ルピー)ボリュームがあり、かなりお世話になった。このリシケシの食堂は美味しかった。リシケシは全てベジタリアンで禁酒の町なので、ずーっと野菜だけの食事となった。旅でこれだけアルコールを飲まなかったことも初めてだった。これが日本でできれば健康になるのは間違いなしだ。
 
インドヒマラヤを見たくなり一度リシケシを出てデーラードゥンで乗り継ぎムスーリーに行った。
この町は標高2000mぐらいのところでインド人の避暑地として賑わっている町だ。
しかし今の時期は寒いのでオフシーズンだった。しかも運悪く雪まで降ってきた。
これではヒマラヤどころか何も見えずにただ寒いだけでしかないような予感がした。
この町へはたまたまリシケシで仲良くなった日本人の男の子と一緒に移動してきた。
泊まる所はお互い経済的な理由があるため、個々に探すため別れた。
自分が選んだゲストハウスは見かけはまずまずだったが、ホットシャワーがでず濡れた体を暖めることはできなかった。0℃対応のシュラフとインナーシーツで何とか寒さはしのげたが、久しぶりに朝まで寒さとの戦いだった。
 
翌日は奇跡的にも快晴の天気となった。そこでこの町に着たら是非行ってみたかったチベット人の村「ハッピーバレー」に行くことにした。ムスーリーの中心地から少し離れているので人力のリキシャを使うことにした。しかし路面が雪と氷で凍っているため、乗りご心地も悪く歩いた方は早いのではないかと思うぐらいのスピードだった。リキシャから降りてしばらく村を歩いていると、顔はみんなチベット人だった。
一瞬にしてここはチベットと思うほど雰囲気も変わって感じた。村で一番高いところを目指していたらストゥーパがあった。ここでチベタンの男の子2人とあった。少し質問攻めになりしばらく話していた。
 
この村で一番高いところからの眺め。本当はここから雪がかかった山の上に、ヒマラヤが見える予定だった。しかし今日は少し山の上に雲がかかっていた為見えなかった。しかし前日の降雪から考えればこれだけ晴れれば運がいいと思った。ここからの展望は村も見渡せ気持ちいい!
 
チベットのイメージと言えばタルチョ!この祈りの旗がなびいているとインドであってもやはりチベットを感じる。この瞬間ここに来れたことを更に感謝し、やはりチベットに行かねばと思った。
 
この村のゴンパ。誰も中にはいなかったが、村の人がお祈りにポロポロ来ていた。中の装飾はきれいだった。
 
マニ車。手で廻し一周するとお経を唱えたことになる。もちろん一周した。この後の旅の無事も祈った。
 
またリシケシに戻った。この町の雰囲気は好きだ。戻ってくるとなおさらリシケシの良さがわかる。
また同じゲストハウスに泊まることにした。そこで働いている男の子が町を案内してくれると言ったので、暇だったからお願いすることにした。散歩しながら日本の国のことや自分のことを色々質問された。逆に自分もインドのことや男の子の生まれ育った町のことや家族のことを聞いたりした。
話せば話すほど日本との生活の格差や家族とのつながり、また勉強したくてもできない環境などを聞くと色々考えさせられてしまう。
 
ガンガーのほとりで、ぼーっとしていたら男の子4人組みが近寄ってきた。話をしたらアムリットサル(パキスタンに近い町)から家族と観光で来たと言っていた。もちろん観光でインド国内を旅行するくらいだから裕福な環境の子達だとはわかった。
アムリットサルはシーク教徒の町、この子達もシーク教徒で頭にターバン、腰に剣、そして腕にブレスレットをしていた。よく憶えていないが、この三種の仁義はある年になると一人前と認められ、これを肌に着けると言っていたと記憶している。とはいえ子供、外国人に興味があるらしく、色々質問攻めにあった。
 
夕方6時から行なっている「プージャ(祈りの儀式)」。
言葉がわからないので何を話し祈っているかはほとんど理解できなかったが、平和を祈っているのだろうと感じる光景だ。
 
いままでこんな儀式にも参加したことはなかったが、アシュラムの子供たちが祈りを歌っている光景は美しかった。こんな純粋な祈りの儀式に参加していると大事なことを見失っているのではないかと考えてしまう。
 
この儀式の音楽を奏でていたタブラ(インドを代表する打楽器)。長岡の「花うたいこ」主催の講習会で叩いたことがあるが、かなり難しい。この音はハマリます。
この日の夜中、焚き火をした。メンバーは自分、サドゥ、日本人の男の子2人の4人!ちょっとした縁で出会ったメンバーで焚き火を囲みながら色んな情報交換とサドゥの話を聞いた。サドゥとは何か?!かなり難しい世界だとわかった。まあ日本人には絶対できない世界だ。
 
ガンガーの流れ。朝のリシケシは寒い。ガンガーから吹き上げる風が強く冷たいからだ。
日本に帰る日が近づいてきた。ホントこの町は居心地がよく、とてもリラックスができる町だと思う。そんな雰囲気がまたガンガーパワーがあるからヨガの聖地になったのだろう。
 
スパイス屋さん。デリーに戻った。人ごみと排気ガスのこの町はあまり好きじゃない。
でもこれがインドだから、これも受け入れなければ駄目なのもわかる。前回インドに来たときにデリーは少し見て回ったから、この町のどこに行きたいとかはなかった。
しかし、約3年ぶりに来たがこのメインバザールの通りも変化していることがわかる。
3年前に比べオシャレなショップも増え、ストリートの雰囲気も変わってきた。ツーリストの扱いもだんだん荒くなってきたような気がした。つまりツーリストが遊ばれているような感じがする。
 
ゲストハウスは前回も泊まった「アジャイゲストハウス」に決めた。
そこのスタッフは感じがよかったからだ。行ってみると自分も憶えていたが3年前に泊まったときに対応してくれたスタッフが「久しぶり」って感じで声をかけてきた。
嘘でもうれしいと思ったが、3年前のことを話し出したので本当に憶えてくれていた。
日本に帰る飛行機は夕方だったので、スパイスを買うために町をふらふらした。
しばらく歩いているとインド人に声をかけられ、ローカルのスパイスショップを教えてくれと頼んだ。しかし気づいたら3年前にも連れて行かれたツーリスト向けのショップに案内された。ここは昔きたときがあるから、はっきり「ノー」と言い、やっとローカルのスパイスショップとチャイショップを案内してもらえた。価格はツーリスト向けと比べると5分の1ぐらいだったと思う。絶対ローカルのショップを探した方がいいですよ。
 
メインバザールから相乗りで空港に向かった。なんとなく憶えている景色を見ながら。
あっという間の旅だった。いつも最終日に思うことである。あとは飛行機に乗って日本に帰るだけだ。早朝、日本に無事帰国できた。しかし、全く無罪だったが麻薬犬に捕まり別室で取調べを受ける始末。スパイスも調べられた。最後の最後でめちゃくちゃ疲れた。
これは長岡に帰ったら笑い話だな〜と思いながら新幹線に乗り込んだ。
 

旅のルート

デリー → ハリドワール → リシケシ → ムスーリー → リシケシ → ハリドワール → デリー
 
 

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